回転寿司などで回っている、「ミル貝」の寿司皿・・・。

なんとなーく、当たり前に思ってはいませんでしたか???
・・・ところが、ドンドン!
実は、本名「ミルクイ」といって、海水汚染(!)などの影響で、昨今は漁獲量も少なく!
いまや、ウナギ登りなお値段にまで、見事に高騰!

・・・なので、本物のミルクイさんは、高級店でしか扱えず★
回転寿司などで回っている、あのお方は、実は!
代用品である、「ナミガイ」さんであるらしい・・・。 (^_^;)

「代用品でも、十分に美味しい(!)」とは、資料にありますが、今までの人生で、それは食べ比べてみる事もなく・・・。

旅先での海鮮魚店やら、そちこちの水槽で日の目を待っている・・・。
あのよく判らない、ぼーーーっとした、何を考えているのか判らないあのお方はどうも、ナミガイ(白ミル)さんであるらしい・・・

恐ろしや、ねんきら・・・。
・・・はわゆサンの知らない新(!)事実が、またもや発覚をしてしまいましたとさ、とほほ・・・。 (T_T)

はてさて。

町中で見掛けるミル貝さんは、大体の大きさが13センチ前後のモノなんだそうで、生後3~4年モノだとか★

産卵期は、春から秋にかけてで、日本では、北海道から九州地方まで、幅広くお暮らしになっています。
海は海でも、潮間帯(ちょうかんたい:潮が引けば砂地になり、満潮には海になる浅瀬の事★)から、深くは20メートルほどの細かい砂地をこよなく愛し。

砂地から水管を出しては、水中をふらっとしている植物プランクトンかなんかをお召し上がりになり、何となく成長(!)
3年で、貝殻が10センチ程度の大きさになり、以降は年1センチずつ、お育ちになるとか★
・・・とにかく、この大きな水管が特徴で、自分ではこの部分は、絶対に引っ込められないんですって、まぁ、ふしぎ・・・★ ( ̄_ ̄ i)

「ミルクイ」は漢字で書くと、海松食とか、水松食とも。

・・・この海松とか水松「ミル」と読んで、古来より日本では、海藻を意味するそう。
本物のミルクイさん(写真・上)は、比べてみれば、貝殻の色が暗褐色で、水管は黒い皮に覆われています。
なので、そこに海藻が生えているように見えるから・・・だとか。
はたまた、この水管に海藻が生えた様子が、「海藻を食べているようにも見えた」から、この名前が付いたとも。

・・・本物のミルクイさんは、軟体動物は二枚貝網、バカ貝科の種類になりますが★
私などがよく見掛けるナミガイさんの方は、上記のバカ貝科の更に、キヌマトイガイ科の貝になるそう。

本物は、貝殻の色が黒っぽく見えるので、「本ミル(希に、黒ミル★)」と呼ばれ。
ナミガイさんの方は、貝殻の色が白いので、「白ミル」と呼ばれるよう。 (‘_’)

ちなみに、ミル貝といえば、思い付くメニューは、お刺身でしょうか。

の水管ばかりを愛し、食卓ではこの部分ばかりを見掛けているように思えますが、実は(!)
・・・身の部分だって、美味しく食べられるのだそうです。
ただ生食をするなら、歯応えの良い水管部分を。
それ以外なら、加熱をしてのメニューが良いそう★

・・・ちなみに、江戸前の寿司でなら、この水管部分を「仕事をして」から寿司ネタとして握ります。
この仕込みは、「職人としては、基本的な技術!」なのだと資料にありますが、職人自ら手掛けているのは、今では高級店くらいなんだとか★
・・・他では、仕事した状態で仕入れるのでしょうか。
何だか、色々あるんだなぁと思ってしまう・・・はわゆサンでございます★ (^_^;)

ミルクイさんの存在を書物で見るなら、江戸は中期頃に出版をされたという・・・。

当時の百科事典である、「和漢三才図会(わかんさんさいずえ)」に、東海美人の名や、淡菜、殻菜の名前で登場をしていますし。
五代将軍・綱吉の頃に出版されたという、我が国の本草書で、「本朝食鑑(1697年)」では、長々とした前置きの後に、結果、その味は淡脆・甘美であるとも記されています。
・・・なかなか、昔から愛されていたんですねぇ、ミルクイさん、さすがです(!)

そんな・・・ミルクイさんなんですが★

海のミネラルをたっぷりと含み、眼精疲労にも効果のあるタウリン。
それから、身体の元気の源である、肝機能を強めて下さったり、はたまたエネルギー代謝の活性化を促すペタインも含まれています。

「ねんきら旬食材」の撮影中、スーパーヒーロー・ミル貝さんは、カメラのフラッシュに反応して、身をうねらしてポーズを取っていたと聞きますが★
・・・これはどうも撮影の際に、水管に触っていたからではないでしょうか。

その部分に触れられると、身の危険を感じてか、足を必死に引っ込めようとして、懸命に動くのだそうです。。。 (^▽^;)

貝らしい臭みも持ち合わせず、見掛ければ水槽で、どたーーっ、のたーーっとして、身じろぎもしないミル貝さんですが。
これからの季節、ぜひ手に取って、愛して差し上げようではありませんか。

さて、もう一つの旬食材、アスパラガスさんの方にまいりましょう。

・・・皆さまは、アスパラギン酸なる栄養素をご存知でしたか?
これは、なんと(!)
アスパラガスから発見されたからこそ、その名が付いたというアミノ酸の一種なんだとか。
疲労回復や、スタミナ増強にも効果があるんだそうで、アスパラに関する資料は、ミル貝さんの約5倍!
・・・世間様が、これ程までにアスパラガスさんを称えているのを、初めて知った・・・はわゆサンです★

ユリ科アスパラガス属の多年草で、種を植えてから、2~3年ほど経たないと、収穫は出来ないのだそう。

そこから先は、10年くらいは、同じ株から次々へと芽を出してくれるんだそうですが、けっこう初めは、手間ヒマの掛かるお方だったんですねぇ、アスパラさんって★

日本名では、「オランダキジカクシ」とも呼ばれるそう。

・・・何でも、大きくなって葉も茂るようになれば、鳥のキジが隠れられるくらいにまで育つからだとか。
スーパーでしか見たことがない・・・はわゆサンからすれば、以外や以外★

立茎栽培という方法でなら、春に「春芽」を収穫します。
一株に、4~5本くらいを残しておくと、それを親にして、9月頃まで芽を出してくれるのだとか。 (゜_゜ )

日本で食べられるようになったのは、やはり明治以降。
・・・とはいえ、よく栽培するようになったのは、昭和に入ってからだとか。

青果として普及をするようになったのは、1970年代に入ってからなんだそう。
・・・初めは、日に当てずに栽培したホワイトアスパラが主流でしたが、やがてグリーンの方が主流になりました。
栄養価的には、日陰者のホワイトよりも、太陽を一杯に浴びたグリーンの方に軍配が上がります。
・・・ただ、グリーンには弱点があって、栽培に手間は掛かるし、穂先なんかが傷みやすいので、流通が難しいのが悩みのタネなんだとか★

ところで、アスパラさん。

はわゆサンは知らなかったんですが、世間では食用の他に、観葉植物としてのアスパラさんも、いるよう。
アスパラさんは、実は「雌雄異株の植物」で、地下の根茎から高さ1メートルほどにも茎の部分が育つとか。

そういえば、アスパラの周りに付いている、濃い緑色のハカマというか、ヒラヒラの処が、実は葉っぱであったそう。
・・・ところがこの葉っぱでは、光合成が出来ません(!)
なので、すぐに退化をしてしまい、白い膜のように変っていってしまいます。

・・・そうなると今度は、茎の根元からまた、細かい松葉状のモノが生えて来て、こちらで光合成をして成長をしていくのだそう。
なので、その葉の様子からマツバウドであるとか。
オランダウドなる和名も、あるそうです。

何でも、春の初め、寒いときに発芽をするので、寒さで擬葉が枯れないよう、その身に寄り添って、身を守っているんだそうです。

そんな・・・アスパラさんなんですが★

何と言っても、先ほどのアスパラ酸で、免疫力やら、疲労回復に美肌効果が期待あり!
・・・穂先に含まれるルチンですが、血管を強くしたり、利尿作用にも効果があるそう。

ビタミン類も豊富に含んで、睡眠の質を向上はさせて下さいますし、たばこのニコチンを無害にするパワーまでもあり!
・・・何だか、素晴らしい効能をお持ちのアスパラさんですが、これからの時期、手に取って愛してさしあげようではありませんか。

ミルクイの栄養と効能

ミルクイの栄養

タンパク質、カリウム、カルシウム、タウリン、ベタイン酸ほか

ミルクイの効能

骨の形成、貧血改善、生活習慣病予防、解毒作用強化、眼精疲労回復ほか

アスパラガスの栄養と効能

アスパラガスの栄養

アスパラギン酸、メチルメチオニン、ビタミン類、葉酸など

アスパラガスの効能

免疫力向上、美肌効果、生活習慣病予防、自律神経整調ほか