スーパーでもよく売られている菜の花は、本来なら2月~3月が旬だそう。
・・・ですが、最近の新(!)技術で、今では12月から売られているモノもあるとか★
アブラナの花芽部分を食しますが、このアブラナ。
実はブロッコリーやカリフラワー、チンゲンサイにターツァイ、キャベツに白菜までも、このアブラナの仲間なんだそうです。
菜の花の原産は、なんと地中海沿岸(!)
日本には弥生時代に、中国を経てはるばる、やってきました★
初めの頃は、「種を利用しての行灯・照明用の油」としての需要だけだったんだそうですが、その花芽を食べるようになったのは、明治時代に入ってから。
・・・何だか勝手に、もっと古くから食べられていたように思えていたんですけど、以外ですよね。(゜-゜)
逆に三つ葉は、バリバリの日本原産の野菜です。(^_^)v
セリ科ミツバ属の多年草で、山に行けば、山蕗やワラビなんかと一緒に摘まれてくる山菜の一つなんだそうです。
・・・なかなか山に登らないので、はわゆサンにはよく判りませんが、何でも北は北海道から、南は沖縄まで自生しているとか★
三つ葉自体は、中国や朝鮮半島、台湾、北アメリカ辺りまで生息してますが、食用として栽培しているのは、中国と日本だけなんだそうです。
菜の花には、たくさんのカロテンが含まれ、これが抗ガン作用や免疫賦活作用までか、髪の毛や視力、呼吸器をまでも守り、ビタミンはカリウムにカルシウム、マグネシウムやリンに鉄、ビタミンB群までも、とっても豊富。
対する三つ葉は、日本のハーブとして紹介されていて、何だか聞き慣れない、プリプトテーネンやミツバエンという成分があるそう。
食欲増進や消化促進、その香りは神経を安定、イライラ防止にも一役買うとか★
菜の花と同じく、カリウムやカロテンも含むそうで、このカリウムってのが、凄い。
カリウムには、ナトリウム(塩分)を排泄する効果があるそうで、高血圧や長時間の運動による痙攣の予防。
不足すると筋肉が弱って、障害まで起こすらしいので、気を付けて摂っていきたい栄養分ですよね。
ところで、ハマグリといったら、日本の縄文時代、貝塚から大量に出土されているほどに、とにかく日本人には、親しみ深い貝ですよね。
しかも、貝塚から出てくる8割の出土品が、ハマグリ(!)
・・・もうもう、日本人が一体、どれだけハマグリを愛しているのか、察するに余りある、大変魅力的な食材だと思いますが、アサリよりも汚染に弱く、今では収穫量も減って、とっても高価な食べ物になってしまいました。(T_T)
冬から春先が旬のハマグリ(浜栗)の名前の由来は、形が栗に似てるから。(^_^;)
また、石ころの事を「くり」と呼ぶそうで、浜にある石ころの意からとも、言われているそう。
貝の全部か、一部分を砂泥地に埋没させて生息。
水温が11℃より低くなると成長できないので、冬には育たず、1年目で2センチ、2年目で4センチ、3年目にしてちょこっと減って、5.5センチ。
ものすごく頑張れば、10センチを超すことも、まれにあるそう。
プランクトンなんかを召し上がっていますが、外敵が多く、その代表はヒトデやカレイ類だとか。
ところで、そういえば、ハマグリって生食をしませんよね。
なんでも、「ビタミンB1を壊す力がある、アノイリナーゼという酵素」が身(腹足)の中にあるそうで、さらにまた、たまにはノロウィルスまでも、持ち合わせることがあるそう。
加熱すれば、あちらの酵素は不活性化するそうですし、ノロさんも死滅するので大丈夫なんだとか。
・・・はてさて。
はわゆサンは知らなかったのですが、昔から「蛤汁は小便の通じを良くし、口の渇きを取り、二日酔いに良い」という言い伝えがあるそうな★
1日一杯の蛤汁を食せば、胃腸の具合に効能を発揮、スタミナの強化、そして何故か痔痛にも効能があるとか。
・・・何故に、痔? (^_^;)
痔の原因はもろもろあれど、身体を冷やす事も良くないらしく、酸素を積極的に筋肉へと運んでくれる鉄分が多いハマグリは、妊婦さんや授乳婦さんにも良いし、月経不順にも効果があるそうです。
ハマグリは身の部分だけでなく、殻にも糖尿病や二日酔い、解熱、目の充血にまで効果のあるとか。
焼き蛤だと、焼いている内に汁が零れてもったいないので、ぜひ吸い物やクラムチャウダーみたいにして食べてほしいとあります。
・・・ただ、今では高価なので、そんなに大量に食べる事はまず、無いとは思うのですが、多量に摂ると吐き気や湿疹が出やすくなるんだそうです★
さて、いよいよワカサギに参りましょう。
漢字で書くと「公魚」だそうで、その名前の由来は、「若い(幼い・清新)」と「サギ(小魚・細魚)」の合成語で、「清新な小魚」を指すとか。
この漢字の由来は、霞ヶ浦や北浦の辺りを治めていた麻生藩という藩が、かつてあり。
11代将軍、家斉に年貢として納めたことから、公儀御用の魚に昇格。
ということで、「公の魚と書いて、ワカサギと読む」ことになったそうな。
ワカサギはついつい、湖の氷を割って釣りあげている印象が強かったんですが、なんと(!)
大昔は、海に住んでいたらしい。(^_^;)
なので、海を忘れていないらしく、淡水・海水の混じる場所に生息。
川があれば鮭の如く、川を遡って産卵するらしい。( ̄ー ̄;
「湖に棲む魚という印象」を与えたのは、ワカサギの卵が丈夫で、あちこちの湖に移植をしたからだそう。
卵は粘着性だそうで、川なら川底の小石に。
湖なら、水草に産みつけるそうで、環境が変わっても特に気にせず育つので、人口増殖・放流の結果、今のようになったんだそうです。
ウロコの少ない小魚故に調理もし易く、カルシウムやビタミンA、B12なんかも多く含み、これが悪性貧血や肩こり解消にも効果があるとか。
今回はなんだか、色々と知らない事ばかりで、びっくりな旬食材4品でした。
三つ葉の栄養と効能
おもな栄養成分
カルシウム、鉄、カリウム、カロテン、ビタミンB1、B2、Cなど
おもな効能
貧血予防、風邪予防、肌荒れ、生活習慣病予防
菜の花の栄養と効能
おもな栄養成分
ベータカロテン、ビタミンB1、B2、C、鉄、カルシウム、カリウム、食物繊維など
おもな効能
免疫力向上、癌予防、風邪予防、美肌効果、高血圧予防
ハマグリの栄養と効能
おもな栄養成分
カルシウム、亜鉛、核酸、ケイ素、コバルト、タウリン、ビタミン12など
おもな効能
肝機能促進、解毒作用、生活習慣病予防、貧血予防、肥満予防、免疫力向上など
ワカサギの栄養と効能
おもな栄養成分
カルシウム、ビタミンA、E、B12、EPA、DHA、鉄など
おもな効能
骨軟化症、骨粗鬆症予防、老化防止、貧血防止、肩コリ予防