街路樹でよくみかける、銀杏(公孫樹とも★)並木なんですが。
皆さまご存知、イチョウ科の落葉高木です。
とにかく、「地球のそちこちでも、化石で見付かる(!)くらいにポピュラーな樹木」なんですが、種類としては、たったの1種類しかないそう!
・・・という事は、世界各地、何処で巡り会っても、同じ種類(!)
「生きている化石」とも呼ばれているそうですが、シーラカンスか、アンモナイトか、銀杏さんか★
身近すぎる割りには、何だか謎めいたお方なんですよね。 (゜_゜ )
・・・なんでも銀杏さんは、中国でお産まれに。
彼の地では、鴨脚樹と呼ばれているようですが、そういえば葉っぱが確かに、鴨の脚に似ていますよね。
・・・何でも、仏教と一緒に(!)遥か海を渡って来られたのだとか。
なので神社とか、お寺さんにも多く植えられているよう。
何しろ、早く大きくなってくれて、手間いらず。
火災にあって焼けたとしても、何とか自力で我慢強く再生をするという、有り難~い樹木であるとか☆
・・・そこが気に入られてか、お庭はもちろん街路樹、防災樹としても多く植えられているそうで、樹の種類としては針葉樹になるそう。
そういえば銀杏って、天然記念物になっている事も多いですよね。 (〃∇〃)
はわゆサンは、知らなかったんですが★
銀杏は春に、黄緑色の花を咲かせるんだそう。
雄と雌の樹に別れる銀杏ですが、「雄花は、穂の形」であるのに対し、「雌なら、2胚珠(実の形)」であるよう。
・・・これが受粉をしてギンナンになるそうで、ギンナンは果実ではなく、種実としての扱いになるとか。
はぁはぁ、何だか良く見知っているつもりでいたのに、やっぱり謎めいたお方であるようです。
・・・謎めいたお方であるのに、地面に落ちていると何だか、ステキな匂いが漂いますよね・・・。
あれは資料によると、酪酸(らくさん)と、エナント酸という成分だそう。
「酪酸は、足の臭い」で、「エナント酸は、腐敗臭」なんだそうで★
ちなみに銀杏の実を直に手で触ると、炎症を起こして手が荒れてしまうんだそう(!)
なので実をいじる時には、必ず(!)手袋などして扱う事が肝要です。
周りの果肉は、土に埋めて腐らせてから種を取り出したり。
よくよく洗う事で銀杏を取り出したりするそうですが、古くから滋養強壮はもちろん、咳止めや喘息の改善やら、はたまた膀胱を温めて下さるので、夜尿症にも効果があるとか。
含まれる成分は、糖質がもちろん多いんですが★
その他、カロテンやビタミンC、カリウムも多く含まれるので、高血圧予防にも効果が。
・・・銀杏特有の「ギンコライドという成分」も、生活習慣病を防いで下さいますし、脳の働きまでもを活性化(!)
老化防止にも、一役買います。 (^_^)/
・・・なんですが★
食べ過ぎると、特にお子さんなどは消化不良の原因に。 ( ̄_ ̄ i)
大人は10個、お子さんは5個が目安に。
また銀杏は、生で食べると中毒を起こして、下痢や鼻血や、痙攣(けいれん)まで引き起こしてしまう場合もあるとか。 (‘_’)
なので、とにかく銀杏はまず、しっかりと加熱!
これをスローガンと心得、深まる秋を感じながら、美味しく愛して戴きたい処です。
さてもう一つの旬食材、ツブ貝さんに参りましょう。
エゾバイ科は、エゾボラ属のツブ貝さんですが★
・・・その名を、青森出身の動物学者で、しかも貝類目録を我が国で初めて上梓(つまり、論文を纏めた)という・・・。
岩川友太郎さんの命名なんだそう★ (^_^;)
この方は、お産まれがまた安政元年と言いますから。
お江戸から明治、大正、昭和の8年まで生きられた、日本の貝類研究の草分け的存在なんだそうです。
「命名された、エゾボラという名」は、「蝦夷地に多くお暮らしになっている、巻き貝」という意味だそう。
はたまた、ツブ貝という名前は、「巻き貝を意味する、法螺(ほら)」という言葉と、「貝の中は空洞(ほら)」という意味から来たそう。 (゜_゜)
種類も幾つかいるそうなんですが、全体的に産卵期は、11月中旬から4月まで。
水深10~1220メートルほどの、日本海や東北なら、太平洋から北の海でお暮らしになっているというお話です。
・・・以前は、土地的食べ物としての扱いだったのが、昨今ではその名が知られて来たのか、全国に幅広く流通(!)
今ではけっこうな人気者で、そちこちで愛されているというお話です。 (^_^)v
とにかく、ツブ貝さん。
どの資料を見ても、「唾液線には気をつけろ!」というのが、約束事に。
なんでもそこには、テトラミンなる有毒成分(!)があるそうで、これを食べてはいけないという注意書きが、そちこちにあります★ (゚_゚i)
個人差があるとはいえ、交感神経を刺激(!)
運動神経末梢を、麻痺させるんだとか。
・・・つまり、お酒に酔ったような症状になって、視力は落ちるし、頻脈にまでなったりする事もあるようなので、実に要注意!
熱には強いわ、水には良く溶けるわで、調理してもその毒性が弱くならない処が、困りものです。
・・・ここだけは、よくよく心得て臨んでいきたい処です。 (-_-;)
そんな・・・目一杯、危険に感じてしまうツブ貝さんなんですが★
貝殻は硬いが、これまたラクチンに穴が空くという何とも、イキなお方!
ましてや、中身は柔らかいので、身を取り出すのもラクという、捌きやすいアイテム!
・・・貝らしい味わいはあるわ、楽しい食感もあるわで、しかもキレイなクリーム色をしていますから、見た目からしても超のつく、別嬪さんでございますっ! (^_^)/
今や全国で、素晴らしいとのお褒めの言葉を、欲しいままにしている・・・ツブ貝さんなんです!
とにかく貝なので、ミネラルが豊富に!
低カロリーで低脂肪、そして含まれる栄養バランスには、グーパンチで自信あり!
はたまた、疲労回復効果のあるタウリンにビタミンB1、そしてベタインは肝臓の働きを良くするばかりか、代謝もアップ(!)
・・・そして何を隠そう、不足してしまうと味覚障害を起こしてしまうという、亜鉛までたっぷり!
この亜鉛という成分には、抗癌化作用もあるというお話です。
ここまで来たら、言うこと無し!
今回の「ねんきらレシピ」でも和洋を問わず、様々なレシピでご紹介をしています。
例の唾液腺にだけは、細心の注意を払って。
さまざまなテクを活かして、愛していこうではありませんか。 (^_^)/
銀杏の栄養と効能
銀杏の栄養
カロテン、ビタミンC、E、B1、カリウム、鉄、食物繊維など
銀杏の効能
滋養強壮効果、頻尿・夜尿症改善、喘息、咳止め、痰切り、老化防止作用など
ツブ貝の栄養と効能
ツブ貝の栄養
亜鉛、ベタイン、タウリン、カリウム、リンなど
ツブ貝の効能
眼精疲労回復効果、糖尿病予防、代謝活性化、骨歯の形成、疲労回復効果ほか
- 投稿タグ
- ツブ貝, 山野亜紀, 山野亜紀,はわゆ,林邦史朗, 殺陣, 銀杏