トウモロコシさんは、発しますはメキシコの産まれ。
・・・とにかく旅がお好きなお方で、産まれたと思ったら今度は、ヨーロッパをひょいと一跨ぎ!
そこで落ち着くのかなぁと思いきや、今度はポルトガルの皆さま辺りと仲良くなって、この火の元の地へといらっしゃったというんですから、長い道のりではありませんか。 (^^;)
1579(天正7)年、この後、たった3年後にはかの有名な「本能寺の変」(!)
・・・なので、まだ当時はご存命であられた、織田信長さんの謁見のもと(?)
長崎の地に降り立ったトウモロコシさん、はてさて、日本の行く末をいったい、どのように感じておられたのでありましょう・・・。 ( ̄_ ̄ i)
なんとなく、野菜の一種かと思いきや。
分類してみれば、穀物扱いな・・・トウモロコシさんです★
「農稼業事後編」という書物にて、大蔵氷常という人がその当時申すには、
「豊後(今の大分県辺り)のヒエも作れない悪地で、トウモロコシを作ってみる。
対岸の宇和島が不作の折り、豊後より3千石ほど送る様を見て、あれ、こちらも裕福ではなかろうに、これ程の量が送れるというのは、けっこうに使えるモノでないかな思い、東国の荒でもこれを広め、救荒作物として栽培するように、提言をする。
・・・その甲斐あってか、山梨や愛媛の山間部でまず、作付が始まる様子」
などと資料にありますが、本当にトウモロコシさんの活躍が広まるのは、明治維新を超えてからのこととか・・・。
どうも、諸手を挙げての大歓迎(!)という事ではなかったようです。
トウモロコシさんはなんと、イネ科の植物。
日当たりがよくて、高温の地域を好まれるようです。
・・・そういえば。
トウモロコシといえば、はわゆサンはついあの、長いヒゲを連想いたします。。。
発芽してから3ヶ月程度で、雄花(雄小穂)と雌花(雌小穂)が出来るそう。
雄花は、茎のてっぺんにススキのようになっている部分で。(写真・右)
雌花は、私たちが食べている(茎の部分)に数多くあり、ヒゲ(本名は絹糸★)になって、それが束になって先っぽからたくさん顔を出していきます。
・・・トウモロコシのヒゲってつまり、「めしべの事」なんだそう。 (゜_゜ )
・・・そういえばトウモロコシって、一粒一粒の果肉の中に、種があります(!)もんね★
こうして調べてみて、今更のように驚いてしまう・・・はわゆサンです。
この一番天辺、先っぽの雄花から花粉が飛んでいって、雌花が受粉(!)
そして一粒一粒が種になるという・・・。
何の感慨もなく食べていたのに、これを知ると何だかトウモロコシさんって、とんでもない偉業を果たしたお方のようにも思えますよね・・・。 (^▽^;)
そんな風にして栽培されているトウモロコシさんなんですが、日本で作られる7割以上が、なんと(!)
家畜用なんだそう(!)
その他、植物油脂(コーン油?)とか、アルコールやら香料、デンプン(コーンスターチ)、果糖なんかで流通しているそうなんですが★
・・・そうはいっても、表示義務は一切ないそうなので、いったい、どれくらいお世話になっているのかも判らないという状況なんです。
・・・すみませんね、トウモロコシさん。 <(_ _)>
とはいえ、工業用、飼料用、人間用と、トウモロコシの種類は異なるそう(!)
ですから、人間用を別に振り替えるなんて事はあっても、その逆は一切なし(!)
・・・その辺は安心して良いそうなんですが、日本での栽培が始まったのは、硬粒種の方だったそうで・・・・。
なので、今の私たちのように茹でて、焼いてといった方法では美味しく食べられなかったと、資料にあります。
粒を硬いままで食べるか、粗挽きにしてからお粥にしたり、粉にして団子、などなど。
けっこうに手間も掛かって、食していたよう。
その流れもあるモノか、トウモロコシはトウモロコシでも、コーン系のスナック菓子やフレーク、ポップコーンの辺りに人気があるらしく。
・・・コーンスープにしてみたり、ビールなんかの原料に広く、活躍をされています。
ちなみに実を食べた後の軸は、合成樹脂の材料であったり、ガムなんかに入っている甘味料である、キシリトールの原料にもなるそう。
食べ物であるばかりか、あの芯の部分は柔らかいので、加工もしやすく、なんと(!)
パイプの材料(!)にまでなってしまうんだとか★
・・・逆に今では、このパイプ専用の品種を作って栽培もしているとかで、トウモロコシさんって以外と、幅の広いお方なんですねぇ、へ~え。 (‘_’)
そんな・・・トウモロコシさんなんですが。
とにかく、一押しなのはその食物繊維!
ミネラルも豊富に含みますし、生活習慣病予防にも一役買います。
ビタミンB1も含んでいるのでこの時期、疲労回復にもOK!
含まれるタンパク質には、お肌や髪の毛も潤わせます。
今回、美味しくってカンタンな茹で方をご紹介していますが、ぜひともこの夏、積極的に取り入れていきたい食材です。
さて、トビウオの方に参りましょう。
はわゆサン的にいえば伊豆諸島への旅路、海上のそちこちで楽しませてくれるのが、このお魚、トビウオさんです。
・・・ヒマな海路では、ひんぱんに遭うのがこちらで、たまにイルカ、クジラさんなんかはとってもムリムリ、小笠原の父島、母島でもお会いできなかったという記憶があります。
そんな・・・ある意味、お魚屋さんではあまりこれまでは、見掛ける事もなかった・・・トビウオさん。
最近は、大きなスーパーとかで少し、見られるようになりました。
最近の流通って、スゴイ☆
関心しきりの、はわゆサンです。
春先から夏にかけては、日本近海までやって来て産卵。
秋になれば南へ帰って行くという、カツオなどと同じ回遊魚さんです。
・・・ちなみに、お寿司屋さんでよく食べる「トビッコ」というのは実に、このトビウオの卵(!)だったんですね☆
・・・今更ながら、びっくりしたりも。 (^^;)
一口にトビウオと言っても種類があって、それぞれに使い道も違うよう。 (‘_’)
育っても、大きさとしては30~40センチ程度なんだそうで、胸びれで海面をパラグライダーのように飛んでいる姿がとにかく、印象的ですよね。
・・・何故に飛ぶのかといえば。
敵の魚から逃げるためで、もちろん身を守るためではありますが、ホントにこのくらいに気持ちよく飛べるなら、はわゆサンだって飛んでみたい(!)
船から眺めるトビウオさんは、本人は必死に逃げているだけなんでしょうけれども、実に気持ちの良い様子ですし、なんだか小粋な感じもしますよね。
ただ飛んでいるだけなのかと、思いきや★
途中で急ブレーキをかけることも出来るし、方向転換だってお茶の子さいさい、以外とハンドル動作が効くお方なんだとまた、驚かされます。
そんな・・・トビウオさんの産卵期は、秋。
「陸地に近い沿岸部」でお暮らしになっているそうで、どちらかというとやはりと言うべきか、海面近くがお好き。
動物プランクトンかなんかをお召し上がりになりながら、火急の折には海面スレスレ、猛スピードの時には滑空で(!)
100メートルなんかは、当たり前!
大きな種類だと、海面2メートルの高さを、300メートルほども飛んでおります・・・。
その速さはといえば、時速50~70キロほど。
・・・渋滞の首都高よりも、速く移動できるというトビウオさんっていうのは何だか、うらやましい限りな感じがしますよね。 (〃∇〃)
小骨が、多いせいでしょうか。
・・・種類にもよるそうなんですが、大きいトビウオは、くさやの材料になってみたり。
はたまた刺身や昆布締め、なめろうなんかにもするそう。
火を通すと身が硬くなってしまうので、焼き物・煮付けも出来るけれども余りオススメではなく、唐揚げなんかが良いとも。
また、長崎や山形県は飛島の辺りでは、煮干し(原料はイワシ)のように加工しての、出汁作りには欠かせない食材に。
九州では「あご干し」、山形では「焼き干し」と呼ばれて日常には欠かせないモノであるとか。
そんな・・・トビウオさんなんですが。
とにかく、タンパク質が豊富。
運動選手なんで脂質が少なく、胸ビレ、腹ビレ、尾ビレに至るまで、よく発達をしています。
ビタミンEやカリウム、ナイアシンに富み、高血圧予防にも効果あり!
うるっとした瞳の・・・トビウオさんで、今年の夏も斬れよく、すかっと過ごしませんか?
「ねんきらレシピ」も、ご活用下さい!
トウモロコシの栄養と効能
おもな栄養成分
炭水化物、食物繊維、ビタミンB1、B2、E、リノール酸など
おもな効能
血行促進、夏バテ予防、生活習慣病予防、美肌効果、抗酸化作用、便秘予防ほか
トビウオの栄養と効能
おもな栄養成分
タンパク質、ビタミンE、カリウム、ナイアシンほか
おもな効能
生活習慣病予防、高血圧予防、抗酸化予防ほか