春、桜。
・・・世間さまはウキウキとした季節なのに、はわゆサンの事務所は変わらず、あらゆる書類が飛び散っております。。。(^_^;)
あぁ、掃除がしたい今日この頃ですが、5月16日(金)~18日(日)まで、東京都は渋谷区・恵比寿にありますシアター代官山で、林先生主演の殺陣ライブを開催(!)することになり、はわゆサン宅にはやれチラシだ、チケットだ、そしてこの「ねんきら」だって事で、書類だけでなく、段ボール箱まで乱れ飛んでいる今日この頃なのでございます・・・。
・・・そんな、はわゆサンを眺めに劇場まで来て下さると有難いです。
どうぞよろしくお願い申し上げまする~。(^_^;)
さて、4月です。
年越しの頃からスーパーや八百屋さんでよく見かける苺(イチゴ)ですが、江戸の頃には野苺はあっても、今のようによく見かける食材ではなかったようです。
NHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん(杏・主演)』でも、明治の初め頃はまだ珍しかった食材とありました。
『日本の食文化史年表』によりますと、明治22(1890)年に川島常吉さんという方が、久能山東照宮宮司であられる松平健雄さんから。
・・・なんでもかの人が、アメリカの友人に戴いたなるイチゴ苗の植え付けを実験、成功したそうなんですが、これが今も主流で作られている石垣イチゴのもとになったとありますが、・・・え、松平さんって?(゜_゜)
・・・松平といえば、江戸の将軍関係の名字と同じだなぁ・・・などと思って調べてみると、昨年のNHK大河ドラマ『八重の桜』で活躍をした会津藩・松平容保の次男にあたる方なんだそうです。(^_^;)
イチゴは、幕末にはオランダから持ち込まれたとありますが、それは主に観賞用だったそう。
それが明治に入って食用として普及しましたが、私達が食べているあの赤い部分って実は「花托の発達した花の一部」なんだそうで、タネだと思っているのがホントの果実に当たる。(^_^;)
イチゴは何といっても『ビタミンCの王様(!)』というイメージが強いですが、風邪予防はもちろん、肌のメラニン色素の増殖を防ぐ効果も。
しかもビタミンCって、足りなくなると歯茎から血が出たり、歯槽膿漏の原因になったりするんですって。
・・・昔、「リンゴを齧ると歯茎から血が出ませんか」、という広告があったと思いますが、ホントはイチゴであるべきだったんですねぇ、へ~え。
ちなみに、イチゴの葉をもんで患部にあてると、ウオノメにも効くんだそうです。
また、春といえば、タケノコも季節を感じさせてくれる食材ですよね。
『筍(たけのこ)』という文字を当てますが、これは一旬(10日間ほど)で頭を出したと思ったらもう大竹になってしまう程に生長が早い処からきているのだとか。(゜-゜)
このタケノコさんは、『古事記』にもその名が見られるくらい、日本人とは長らくのお付き合いのようですが、この当時の日本人が食べていたのおそらく、真竹のタケノコだったのではないか・・・とのこと。
・・・スーパーではまず、孟宗竹(もうそうちく・中国原産)が出回るようになってから淡竹(はちく・やはり中国原産)、真竹(まだけ・中国原産らしいが、日本には野生のモノが自生していたらしい?)、そして根曲がり竹の順で並ぶそうですが、江戸の頃には煮物はもちろん、筍飯に和え物。
まだ出立ての若い頃なら、お刺身(主に京都)で食べてみたり、酢飯にのせて、お寿司でも食べていたようです。
現代と、そう変わりはありませんよね。(^_^)v
また、タケノコで特記すべきは、とにかくその豊富な食物繊維にあり(!)
タンパク質やビタミンB1、B2にミネラルを含み、その旨味はアミノ酸だそうです。
精が強い食べ物なので、多く食べるとアレルギーを引き起こすそうですが、カロリーは低いし、便秘にはもちろん、高血圧予防に疲労回復にまでも、効果があるとか(!)
・・・春の山菜は、人の身体にとっては薬効があるそうです。
よく「山菜は、アク抜きをする」と思いますが、そのアク(苦い)に多く効果があるという記述もみられます。
タケノコは、米糠にタカノツメを加えて茹でてアク抜きをしますが、新しいモノならそれをせずに、焼きタケノコで食べると、アクに含まれるジベレリンというを成分をそのまま戴くので、それがまぁ、喘息の発作や関節痛、腰痛に筋肉痛にまで効果があるのだそう。
なんとも、驚きの新(!)事実ですよね。(^_^;)
また、春といえば『桜鯛』です(!)
・・・とは言いながら、釣り人の記事など見てると、鯛は春から夏へかけて産卵するそうで、そうすると精気が落ちて味が落ちるから、やはり冬場が一番脂がのっていて美味しいなんて言ってますね。
海幸彦と山幸彦のお話は、もちろんご存知ですよね。(^_^)v
・・・日本の神話にはもちろん、縄文時代の貝塚からも多く出土が見られる鯛は、その姿から、味から、とにかく日本人にはとても好まれていて、その赤い色は祝儀には欠かせぬもので、やれ何とか天皇の膳にのぼっただの、とある武将に贈った、献上をした、はたまた婚礼の祝いの品の一品であっただの、とにかく鯛の記述はそこかしこに出てきます。(^_^;)
日本書紀にも、仲哀(ちゅうあい)天皇の皇后さんの神功(じんぐう)皇后さんが、船で角賀から淳田門(ぬたのと、つまり今の福井の若狭湾の辺り)に向かう途中に、何故か船の回りに魚が大量に(!)寄ってきます。
・・・そこで、皇后さんは何を思ったのか、御酒を海に注いでみると、なんと魚が酔っぱらって(!)腹を上にして、多数浮上。
海人がこれを喜んで取ったとありますが、これ、ホントに今でも、6月頃ならある現象なのだそう。
・・・なんでも、鯛がその頃に産卵の為に寄って来るのだそうですが、この時期は特に潮流が激しく、波に揉まれている内になんだか、浮袋の調節がうまくいかなくなってしまって、ついにひっくり返ってしまうのだとか★
そんな真鯛の生態ですが、なんと雌雄同体(!)
赤色系の鯛は、メスからオスに。
黒色系の鯛は、オスからメスに変わるのだそうで、4~10歳の間に産卵期を迎えるのだそうですが、人間でいうなら、繁殖能力がある時期にメスであるのかといえば、そうでもなく(!)
2歳くらいに、その多くがオスになるらしいんですけど、何故か成熟するとほぼ半数の男女比で、しかも、どの年齢にもメスがいるらしい。(^_^;)
一生メスのままというのもいるらしく、全く何が何だかわからない生態をしていらっしゃるようです。
また孵化して2日で3ミリ、一ヶ月で10ミリまで大きくなってから、成魚と同じヒレに成長して水深5メートルの辺りで生息。
・・・そういえば、漫画『美味しんぼ』で、真鯛は海でも深い部分に生息しているので、釣り上げてみると水圧が一気に変わるから、その反動で、口から浮き袋を吹いて波間に漂う・・・なんて説明がありましたっけ。
1年で10センチ、2年で15~20センチ、3年で20~30センチほどに成長。
真鯛は、タイの中でも長生きで、20年ほども生きるそう。
・・・そんなマダイさんですが、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病予防に一役買ったり、皮膚疾患の予防に改善、抗ストレス効果まであるそう。
・・・成長すると、1メートルくらいになる(!)そうですが、実は、鯛は肉食。(^_^;)
千葉は鯛の浦という場所では、何でもかつて日蓮上人が「鯛を保護しよう」と仰ったそうで、かの地ではこのように育った鯛が多く生息すると聞きますが、、、
また、鯛には回遊性があるそうですが、そんな・・・巨大な鯛の団体さんには、遭いたくない。。。
日本人にとても愛される真鯛は、そのレシピ数も江戸の頃から、他に類を見ないくらい多いです。
ぜひぜひ、「ねんきらレシピ」でお楽しみ下さい。(^-^)
イチゴの栄養と効能
おもな栄養成分
ビタミンC、クエン酸、リンゴ酸、ブドウ糖、果糖
おもな効能
風邪予防、美肌効果、歯槽膿漏予防
タケノコの栄養と効能
おもな栄養成分
タンパク質、ビタミンB1、B2、ミネラル、食物繊維、グルタミン酸、チロシン、アスパラギン酸
おもな効能
大腸癌予防、便秘改善、高血圧予防、疲労回復効果
真鯛の栄養と効能
おもな栄養成分
タンパク質、イノシン酸、グルタミン酸、カリウム、タウリン
おもな効能
生活習慣病予防と改善、皮膚疾患の予防と改善、抗ストレス作用、高血圧予防