1939年1月1日に両国に産まれ、戦争で新小岩に引っ越す。
晩年は、埼玉県朝霞市の自宅兼道場に在住。
芸能史上・最年少の殺陣師として活躍。
24歳の時にNHK大河ドラマ『太閤記(1965年/緒形拳・藤村志保主演)』を皮切りに、50年以上も日本の時代劇を支え、殺陣・武術指導として生涯、現役で関わり続けられました。
あらゆるテレビドラマはもちろん、映画や舞台の立ち廻りをこなす傍ら、俳優としても数多くの作品に出演。
最後の最期まで、剣術・柔道・合気道・空手・琉球古武術・中国拳法などを研究しておられました。
『役を、より活かす殺陣指導』はもちろん、日本の「伝統武術」と「武士文化」に関する研究講演は、大変高く評価されています。このHPで紹介している健康体操は、これらの研究のもとに1970年頃に林先生が創られたものなのだそうです。
また、1976年には日本伝来の武道と殺陣を融合した『武劇(後に、殺陣ライブと変名)』を創始。
沖縄海洋博を皮切りに、国外でも公演し、絶賛されました。日本伝統武術という文化遺産を世に広め、一方で正しい形で次世代に継承することを目指し、積極的に公演を続けて来られました。
そんな・・・林先生の趣味は、土いじり。トマトが出来たの、ナスが育ったの、肥料にしようと思って土に埋めておいた野菜クズから芽が出たの。それがまた、なんだと思って育ててみたらメロンだったの。(笑)
大工仕事もお好きで、なんと道場の一部は先生の手作り。…ほんとに、いつも何かしていないと気が済まないタイプのお方でした。
この健康体操の書籍が、2013年9月に、マガジンハウスより出版されました。
いつまでも動ける身体でありたい皆さまに、オススメです。
林邦史朗先生は2015年10月29日、76歳で永眠されました。
林 邦史朗(晩年まで)
殺陣道場総本部武劇館館長
全日本刀道連盟最高師範
国際護身術振興会理事長最高師範
琉球古武術保存振興会理事
日俳連アクション部会 公認殺陣師
劇団 テアトルアカデミー 殺陣講師
劇団 ひまわり 殺陣講師