6月に入り、あっと思ったらもう、梅雨。( ̄_ ̄ i)

・・・「しとしと」というよりは、どしゃ降りな毎日の昨今ですが、みなさま、いかがお過ごしですか?

01-01 _MG_0155先月は末日に更新、今月は・・・と思いきや、先月に三日間をかけて行われた、東京は渋谷区恵比寿にある、「シアター代官山」での、『林邦史朗の殺陣ライブ』
出演者のみなさんはもう、林先生を始め、それぞれの生活が始まって久しいでしょうけれど、出演もしながら、プロデューサーの・・・はわゆサンは、まだ残務処理に追われて(!)いるんでした~っ。(T_T)

07-14.05.18 IMG_0331まだ部屋には、残ったチラシや何やらで、ごった返しております・・・。
「早く、人間になりた~い・・・」
そんな昨今ですが、今回は劇場に足を運べなかった皆様にも楽しんで戴けたらと考え、「ザ・殺陣ライブ(!)」のご紹介をしようかと思います。
これから初めて、劇場やスペースを借りて何かをなさりたい方には、参考にして戴けたらと存じます。(^_^)v

さて、殺陣ライブは、林先生の提案で二部構成で行われました。

10342616_643401862415374_1252807519_nこれは林先生の提案で、初の試み「ワンドリンク・江戸料理などの試食付きサービス」は、間の20分休憩の時のみで事は進んでいたんですが、林先生と久しぶりに会う為に劇場を訪れる方も多いようで、開演一ヶ月程前から、チケット予約を一人でこなしていた・・・はわゆサン★

開演が14時なら、ロビーは何時から開いているのかと多くのお客さんに問われ、
「一応、1時間前には開けていますが、客席に入れるのは30分前なので・・・」
と、申し上げていたんです★

10438757_643401865748707_236869260_nところが、いざ蓋を開けてみたら、13時前には劇場入りされるお客様が、10人程も、いらっしゃる。。。(^_^;)
料理の支度は出来てるし、ビールの支度もそこそこ。
ただ、ぼーーっと待っているよりは、という事で、サービスは開演45分前から始める事になりました。(この欄の写真は、今回の料理担当をした、はわゆサンの殺陣の稽古仲間で現役シェフの杉本晴青氏。西洋専門調理師の資格もあって、シニアソムリエとか、チーズプロフェッショナルとか、やたら資格を持った男である★)

この「殺陣ライブ」ですが、前半はショー形式。

04 _MG_0166戦国時代の再現シーンは、本物の甲冑を着た戦国武将が、当時の合戦シーンを再現(!)

武将はもちろん、雑兵まで、まぁ、弓は射るわ、槍は使うわ。
もちろん、この時代の刀は、今のような打刀(うちがたな)ではなく、太刀(たち)と呼ばれる長いモノ。
04 _MG_0176この再現シーンは、「印象深かった」とアンケートにも書かれた位に好評だったんですが、侍は大小の刀を帯びますから、「大刀が、太刀」なら「小刀は、馬手(めて)」。
この鎧を着たり脱いだりするだけでも大変ですし、このシーンのラストは切腹シーンでした。
・・・これを、ショーで見るなら、ここに、あんまり時間を掛けても、お客様は飽きてしまいますしで、鎧の脱ぎ着にも工夫が必要で、本番直前までやってました。(^_^;)

次に華を添えるは、「林邦史朗が推奨する、本物の真剣を使った試斬と居合」のシーン。

心得がない方には、一人で敵を想定して行う居合抜刀術は、ただの踊りにしか見えません。
01-01 _MG_0160・・・なので、女性3人が型を行えば、男性2人が殺陣でその型を演武して見せます。
この後は、はわゆサンの薙刀試斬演武で、後を飾るのは、武劇館特有の、楽しい大根斬り。
実際に、腕の上に大根を載せて、大根だけを斬ったり(!)などと致しますが、これを行うは、林先生。
腕がなければ、この演武は出来ません。( ̄_ ̄ i)

以上が「春のシーン」で、ここまではもちろん見せ場ですが。

これから先も、殺陣ライブの見処は続きます。(^-^)
せっかくなので、「人気のある時代映画の殺陣シーンを再現してしまえ!」というコーナーを設けました。
05 _MG_0017これの為に、はわゆサンはDVDを何本か、TSUTAYAで借りました。
・・・やっぱり、お客さんはどんな映画がお好みなのでしょうか???
結局、参加メンバーの女性が「緋牡丹博徒(藤純子・主演)」のファンだったので、その希望を叶える他に、「座頭市」や「眠狂四郎の円月殺法」などと、毎日演目も変えたりしました。(^_^)v

さて、「夏」は琉球古武術の演武へと、移っていきます。

林先生は、1993年のNHK大河ドラマ「琉球の風(主演・東山紀之)」で出演もされていますが、それ以前から琉球古武術の研究もされていました。
yjimageヌンチャク、トンファーなどの武器が有名かと思いますが、琉球は今の沖縄県。
・・・この小さな島国にも、これらの武器を扱う流派が数多くあったそうですが、時代と共に衰退。
これを憂慮した先人達が、これらの技や型をまとめて、ついに1940(昭和15)年に、平信賢という方が、これを伝えていく「琉球古武術保存振興会」という組織を立ち上げたんだそうです。

02 _MG_0657これを後に、明治の内閣総理大臣を務めた井上馨氏の子孫、貴勝氏が引き継いだ頃に林先生が通って習い覚えることになり。
鉄甲や釵(サイ)、棔(コン、つまり棒術★)にヌンチャク、トンファーに二丁鎌ときて、ちょっと変った処で中国の太極刀の型も披露。
もちろん型だけでなくて、殺陣も披露したので、珍しい武器の数々に、お客様は驚き(!)
他にも、忍者の使う珍しい武器などの説明があって、一部の最後を締め括るのは、林先生自らによる真剣による試斬演武でした。(^_^)v

・・・はてさて。

01-02 _MG_0799実は、一部の構成はすらっ・・・と決まったものの、二部をどうするかで参加メンバー、はわゆサン、林先生を含めて、24名で実は、本番一ヶ月前まで揉めてました。(^_^;)

というのは、やっぱりショーだけでなく、お芝居でも立ち廻りを見せたいという希望が参加者から多くあったのですが、はてさて、お芝居かぁ。
・・・一体、どんなお芝居に致しましょう。。。(-“-)

何しろ、一部が一時間として、二部がそれより、あんまり長くなっても、お客様が飽きてしまうし。

一時間弱とみても、時代考証はもちろん、ストーリー仕立ですから、起承転結。
06 _MG_0146もろもろ悩んで、5月のGW前位に、林先生がこれまた、脚本というよりは、筋立てを作成。 参加者の意見も取り入れての、大事(!)へと発展致しました。
・・・はぁ、とにかく一時間弱とはいえ、お見せするのは時代物です。
鬘や大道具は使わない事にしたとはいえ、衣装はもちろん、とにかく芝居仕立ともなると、何かと色々大変です。(^_^;)
林先生の大サービス(?)で、忍者は出るわ、侍(今は山賊★)は出るわ。

攫われたお姫様を、忍者が奪回するといった筋立てで、はわゆサンはなんと(!)

06 _MG_0167そのお姫様の母親役で、実は、くの一(!)
今は忍びの里を離れて、何故だか山賊の一味。
そして、今の山賊の頭領の女(!)・・・という、何だか、とってもステキな役処だったんです★

ところで、笑っちゃうんですが、はわゆサン★
ライブが終わるまで、とにかく毎日、チケットを売るのに奔走してました。

07-14.05.18 _MG_0256そして本番が始まれば、はわゆサンの提案で、役者でも手が空いている者は全員、開演前のロビーに立って、チケットのもぎりから、ビールやドリンクのサービス。

一部で演武の後には、やはりドリンクのサービス。
そして、二部ではお芝居に参加をしての他に、公演中に出すドリンクの調達、そして一部の演武で使う大根の調達・・・などなど★

今回の大根は、1日2回公演だったので、毎日10本必要でした。

01-01 _MG_0244とはいえ、あんまり立派な大根でもコストが掛かるしで、はわゆサンが毎日ローソン100で買い求めていた(!)んです★
・・・初めは、一気買いも考えたんですが、5月は大根が余り市場にないとかで断られ、仕方なく毎日買い求めていたんですが、こんな日々だったので、公演最終日にはローソン100のおかみさんに、
「大根が最終日までちゃんとあって、良かったですね♡」
と、言われ。(^_^;)
・・・そして、公演終了後に殺陣仲間に言われて、初めて、
「自分が、ヒロインを演じていた事に、気が付きました。。。」(T_T)

・・・まぁ、考える余裕がなかったとはいえ。

06 _MG_0278今回でいえば、お姫様と、そのお母さんがメインキャストだったんですよねぇ。。。(゜-゜)
だったら、ヒーローは誰???
林先生は、その時ニヤリ。
「おれだよ」

・・・ってな感じの、殺陣ライブの3日間でした。
この公演DVDは、7月下旬には発売する予定です。
よろしければ、よろしくでございます。(^-^)