「ねんきら」を始めて、ついに4年が経過っ!
・・・萬エッセイ更新のネタを探し続ける内に、何時の頃からか、こんな事を思うようにもなりました・・・。
「いつか安土という土地に行ってみて、織田信長がきっと、民にもたぶん見せたかったと思っていたハズ(!)・・・の景色を、私も一度は見てみたいなぁ~♡」
振り返れば本棚には、料理書の他にも、書物が増えました。
・・・もともと、年号を覚えるのが大の苦手(!)で、歴史が大の苦手だった・・・はわゆサン★
なのに、様々な環境の変化があってか、化学反応までも起きて来てしまってとうとう、安土の地にまで旅立つ気になったのが、5月の末の事です。。。 (゜_゜ )
事の起こりは、とある歴史勉強会です。
・・・この「ねんきら」でも、何回かご紹介をしているんですが。
明智光秀のご子孫であられる、明智憲三郎先生の講演を聴く前に(!)
「織田信長の事を、もっと知っておいた方が、より明智さんのお話が判るので・・・」
との、黒田官兵衛のご子孫であられる黒田清久さんの計らいで、まずは、そちらの勉強会が行われたのでした。
・・・ところで、この会。
夜からなので、お弁当が付いて、仕事終わりに来る方もいるせいか、缶ビール(又はソフトドリンク)なんかも1本、付いて来ます。 (^_^)v
歴史と地理が、あまり・・・。
そんなに堪能でない方でも、黒田さんの説明なら、とにかく判りやすいので、全然OK!
映像や資料を使って、他の戦国武将ももちろん、優れてはいるんだけれども(!)
・・・いかに、織田信長という武将が、かの頃は優れていたかという事を、あれこれとレクチャー♡
ビールのほろ酔いもあってか、いたく感心をした・・・はわゆサン。
その後、明智先生のお話を聞いてみて、随分と信長像が変っていったのでありました。
ところで、・・・はわゆサン★
実は、織田信長絡みでは、師匠がNHK大河ドラマに長年携わっていたという以外にも、ちょこっとだけ、お付き合いがありました。
今時の事ですから、テレビゲームのお仕事です。
「信長の野望~創造~」では、お世話になりました。
そんな事もあり、黒田会の流れから、「織田木瓜紋会」の紹介も受け。
・・・そちらでの、歴史勉強会にも参加をするようになりました。
ちなみに、「6月2日は、織田信長の命日」なのだとか。
・・・それもあって、「安土町Petit(ぷち)散歩」というイベントが催される事になりました。
説明によると、「安土の駅には、特にこれといった宿がない(!)」・・・そうなので、近くの近江八幡にあるという、温泉付のホテルを「じゃらん」にて予約をしました。
・・・はたまた足の方は、丁度用事で吉祥寺に出向いていたので、そちらのチケットショップにて、無事に購入。
準備は着々と進み、これを機会に、前乗りをして、ついでに近江八幡の土地も楽しもう!
・・・と、ずいぶんに意気込んでいるのは、実は、近江八幡にはいささか、切ない思い出があったからなのです・・・。
2009年に行われた、林邦史朗先生の芸能生活50周年記念公演。
それよりも前になりますから、ホントに、けっこうに前の話です。
・・・当時、林先生が最高師範を務める全日本刀道連盟に、赤部久一先生という方がおられました。
当時はご病気をされて、手術をされて、無事退院!
土地の名士であられる方なので、快気祝いの催しが行われる事になりました。
林先生は、来賓として招かれていましたが、どうせ来るなら、ついでに何かやって欲しいと請われます。
「自分1人でも良いけど、せっかくだから誰か連れて行って、その子にも何かやらせて、良い経験をさせてあげよう・・・」
と、林先生は、そんな気になられました。
・・・そして、林先生は考えます。
「どうせなら、華のある若い女の子を何人か連れて行って、その子達にやらせてあげようか・・・」
そんな事で当時、真剣刀法の稽古に熱心に通っていた藤間瑠依ちゃんに、ほくろちゃん。
そして、はわゆサンの3名が、余興メンバーとして選ばれました。
事前に稽古をしておいて、衣装も自前か、林先生にお借りします。 (^_^)/
新幹線から在来線に乗り継いで、現地を目指します!
・・・ところで林邦史朗先生と言えば、旅のお供は鯖の棒寿司に、横浜は崎陽軒の焼売が定番です★
東京駅でメンバーそれぞれに、しかもビールも添えて買って下さったので、それを広げつつもうはや、旅情気分。
電車での旅路を楽しく過ごし、現地に到着してからは、余興の稽古にいそしみ。
・・・時間があるので、到着早々にはちょこっと、宿の温泉までをも楽しみました。
はてさて。
こういった・・・宴会前の打ち合わせというのは、以外に重要です。
会場にある喫茶店で、「お茶か、善哉でもどうか」と勧められましたが、女性3名は遠慮をして、珈琲などを戴きつつ、パーティーの進行に耳を傾けます。
・・・こちらでの林先生は、来賓待遇。
なので、会場には先生のお席はありますが、私たち余興メンバーには、用意はされていません。
なので催しの後、レストランで食事を用意して下さるとの事で、その注文やら、会場の下見やら、自分たちが隠れる場所・・・などなど★
そして、演目に必要な物(試斬台であるとか!)の隠し場所などを検討、点検(!)
そちこちに仕込んだり、後で反省会をする為のビデオ撮影を頼んだりなど、しばらく奔走致します・・・。
さてところが、会が始まってしまうと、林先生は会場におられましたが、余興組はそうはいきません(!!)
宴会場の、裏側。
・・・それも、寂れたオフィスというか、荷物置き場とでもいいましょうか★
そんな場所で、周りには一杯、山と椅子が詰まれています。。。
・・・そして何故か、張りぼてのウェディングケーキの傍で延々と、出番待ち・・・。
会場の様子を覗いて見ると、赤部先生は、地元の名士(!)なだけに、回復祝いの花束贈呈が長蛇の列(!)です・・・。
・・・いつ果てるとも知れぬ、花束贈呈の列が終わるのを待ちながら、ひたすらにお腹を空かせていた余興メンバーは、
「何故にあの時、善哉を食べておかなかったのか」
を延々、張りぼてケーキの傍らで、悔やみ続けたという・・・悲しい記憶でありました。。。
仕事が終われば、トンボ帰りだったので、積年の思いを晴らすべく(!)
信長公の命日には、近江八幡観光にいそしみました。。。
かような訳で、2日はその土地を知るためにも、まずは郷土資料館を回り。
はわゆ兄曰く、近江八幡は「水郷めぐり」が有名(!)との事で、手こぎ船にも乗って、それからはせっかくなので、八幡山のロープウェイにも乗ってみました。 (‘_’)
・・・近江八幡という土地は、豊臣秀吉の実弟で、後に秀吉の子(秀頼)を後継にしたいが為に切腹させたという、豊臣秀次が治めた土地なのだとか。
先に、手こぎ船での水郷めぐりをしておいて良かったのは、この水郷(つまり川に見える)は、琵琶湖の水で作られた水路(!)であると教われた事。
観光地である八幡堀さえ、もちろん琵琶湖の水で作られた水路なので、当時がいかに川運が発達していて、流通が豊かであったのかが推察できます。 (^_^)/
・・・ウィークディだったので、手こぎ船は予期せずして、貸し切りでした♡
翌日はいよいよ、織田木瓜紋会の遠足です。
安土まで電車で移動をし、木瓜紋の旗の下に集合をしました。
引率をされているのが、織田家の子孫の織田茂和さん。
安土城郭資料館(写真・下)などを眺めつつ、土地の「信長そば(揚げ餅が付いている・・・写真・右)」などを楽しみつつ、午後からはいよいよ安土城址に向かいました。
安土駅前では、みんなで1台ずつ自転車を借りて、安土の町を巡りました。
・・・セミナリヨ史跡公園や、様々なお寺や神社を巡りましたが、はわゆサン的には、産まれて初めて見た麦畑が美しくて感動!!
・・・「田んぼは、田植えの時期」でしたが、麦ははや、刈り入れの時期らしく。
田んぼ、麦畑、田んぼ・・・と続く風景と風の心地よさに、とっても胸の透く思いでした。
そしてこの日は、とにかく安土のお店は早くに締まってしまうとの事だったので、参加メンバー全員で、近江八幡まで移動!
みんなで居酒屋に繰り出し、けして1人では挑戦しなかったであろう鮒寿司にも、挑戦をしてみました(!)
・・・林先生は、「それほど、辛くもなかった・・・」と語っておられた鮒寿司でしたが★
残さず食べましたが、悲しいけれども、評判は今ひとつでした。 (>_<)
そして、その翌日について、なんですが。
・・・その日に開催されているからこそ、ある意味、それ目当てに行われていた・・・この遠足です☆
「あづち信長まつり」を、眺めては楽しみつつ。
・・・やっぱり、
「その土地の歴史を知るには、ここだよねっ!」
とばかりに、滋賀県立安土城考古博物館やら、信長の館をも堪能をしました。 (^_^)/
お祭りが跳ねてからも、またも貸し自転車で安土の町や山を巡ります。
・・・夕方になってからは、メンバーと別れて今度は、かねてより「どうせ行くなら」と考えていた、大垣駅まで移動をしました。
はてさて。
はわゆサンが殺陣を始めた頃より、林先生に聞いていた大垣藩御留流の「木の葉返しという技(!)」があります(!)
この技は、林邦史朗創始の武劇や真剣刀法、殺陣の稽古場でも頻繁に使われている技で、ぜひともその地を、踏むだけは踏んでみたかったのでありました。o(^▽^)o
ところで、大垣で有名な観光地といえば、はわゆ兄曰く「養老の滝」であるとか・・・。
居酒屋の名前だとばかり思っていましたが、そちらにも一応、足を運んでみました。
本来、観光客なら、養老渓谷の渓流を下流から歩いて行って、頂上の滝までを目指すんだそうですが、はわゆサンは間違えてしまって、バス道路をてくてく★
・・・その代わりに、珍しい「ひょうたんのお店」を見付けて、土産など買い求めて歩いていると、何故だか、バンの運転席から声を掛けられます、、、
そして「居合を趣味でやっている、電気屋さん」に拾われて、頂上の滝から、先は大垣城まで車で送って戴けるという幸運にも巡り会えました。 (^_^)v
大垣城を観光の後、いよいよ岐阜まで、更に電車で移動をしていきます。。。
一番初めの目的である、今年の4月に秩父で買い求めた刀身の拵えに携わって下さる美濃熊刀剣にまで足を運んで、店主にご挨拶をしました。
秩父に住まう林先生の旧友・野村寛先生が仰るには、林先生は、よくこちらで刀を買い求めておられたのだとか。 (‘_’)
・・・はてさて。
せっかく岐阜まで来たのだからと、金華山ロープウェイにも乗って、信長も一時ここで暮らしていたという、岐阜城(!)にも行ってみました。
戦国武将が眺めた(・・・にしては、ずいぶん様変わりをしているとは判っていますが★)景色を堪能し。
山を降りてからは、長良川沿いにある温泉旅館で、立ち寄り湯などを楽しみました。 o(^-^)o
楽しかった、遠足・・・。
織田木瓜紋会での遠足(会での正式名称は、Petit・・・ぷち散歩では、ありますが★)
こちらで町を練り歩き、田んぼの端を。
麦畑を感じつつ、皆さんで笑いながら、チャリンコを走らせ♬
そしてお祭りでは、それぞれに買い食いをしては、楽しみ。
・・・夜の居酒屋では、「せっかく、麦畑を愛でて来たのだから」という皆さまの意見で、麦焼酎をボトルで取って、超・堪能!!
1人では絶対に行かないような場所、そして食べる勇気が出なかった鮒寿司。
とにかく、色んな挑戦をさせて戴いて、同道して戴きました皆さま、ありがとうございました!
また織田木瓜紋会でお会いする折りには、よろしくお願い致します。 (^_^)/