ちょこっと一言


木綿豆腐を水切りして、味噌を塗りつけて焼くだけの、田楽豆腐。
一般には、赤味噌に砂糖を練入れたモノを塗りつけて焼くそうですが、この味噌がクセモノ。(^_^;)
練って、練り上げる手間を韓国の調味料、甜麺醤でカバーしたというレシピです。
田楽といえば、皆さまご存知のとおり、日本の古典芸能です。
弥生時代より、米を主食とするようになった・・・日本人。
田んぼの神様を大事にできないようでは、日本人ではありません。 ( ̄_ ̄ i)
「田楽は、民間舞楽の一つ」で、農夫の苦労をねぎらったり、田の神様を祭る歌舞が遊芸化✩
平安末期から室町の頃が一番栄えたといいますが、いつしか専門の業者が現れ(!)
そこで芸をみせるは、田楽法師と名乗る芸人(!)
・・・鎌倉時代から南北朝にかけては、座(今で言う、劇団)を作るまでに発展をしたというから、驚きです。 (^▽^;)
・・・浪花の国の田楽法師なる芸人が、一本足の竹馬のような棒にすがって飛び跳ねてみせる芸が、串刺しにされた豆腐やコンニャクの様に似ている(・・・ホントか???)という事で、この料理名ができたとは、百科事典にも記載されているホントのこと。
なのでこのレシピは、南北朝から続く古いモノで、特に豆腐田楽は江戸時代には大流行(!)
かの有名な料理書「豆腐百珍」にもその名を連ねる、有名人レシピなんです。 (〃∇〃)
あまりにも素朴すぎて、ついつい忘れてしまいがちなレシピですが、歴史の向こうからの風を感じながら、食べてみていただきたい処です。
お弁当のおかずに、ちょっとした箸休めに、ぜひぜひお試し下さい~✩ (^-^)
栄養情報
カロリー: 194キロカロリー(1人分)